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転職準備のすすめ


午(馬?)年に決めた仕事はうまく行く

あけましておめでとうございます。「馬年に 決めた仕事は うまく行く」というのは、昔、オグリキャップという馬を使ったCM(だったと思う)のキャチコピーです。新年早々、転職なんて・・・と思われるかもしれませんが、先の見えないこのご時世、すぐではなくても今いる会社に一生勤めあげるとは限らないので、転職は誰しも視野に入れておく必要があるのではないでしょうか。

この写真は、ドイツで会った青い目の馬です。ツートンカラーのボディに青い目がなんとも可愛らしいですね。

会社に嫌気がさす時も来る

自分が将来有望と信じた業界で希望の会社に入り、その業界が伸びて自分も経験を積み、やがて社内での昇進や他社への転職、または起業へとつながれば理想ですが、多くの場合は紆余曲折があるでしょう・・・。興味があっても踏み出せなかったり、チャンスが巡って来なかったり、様々な理由で思い通りにならないのが世の常でもあります。 どんなにいい会社(何をもっていい会社というかわかりませんが)に入ったとしても、将来どうなるかは誰にもわかりません。最も安定したと考えられる公務員になったとしても、やる気のない上司や同僚、無意味な作業、ムラ社会的人間関係に嫌気がさして飛び出す人も現に存在します。 「石の上にも3年」と、短期間で転職することを良しとしない伝統的な考えもありますが、我慢と努力は違うので、将来性がない(と自分が思う)会社にしがみつき、闇雲に我慢したからといって、必ずしもいい結果につながるとは限りません。むしろ変化のスピードが速い世の中では、さっさと見切りをつけて次に進まないと、会社が傾いてから追い出され、途方に暮れるリスクもあるのです。 たとえ今の仕事の将来性を信じ、職場環境に満足していても、先のことはわからないので、転職やスキルアップを常に意識しておく必要があるのではないでしょうか。

将来有望、だと思っても・・・ どんな業種に将来性があるかを見極めるのは難しく、興味を抱く分野も希望する職種も人それぞれ違い、その時点で将来有望と思っても、世の中の状況も自分の気持ちも変わるのです。 先日、かつて同じ会社で働いていた人と久々に会い、私の会社経営の状況や今後の展望などを話しながら、「やがてアクティブ運用は無くなる」と力説してしまいました。私とその方とは以前、同じアクティブ運用会社で働いており、その方はそれから数社を経て、現在も別の運用会社にお勤めでいらっしゃいます・・・(汗)。幸い、度量の大きな方なので気を悪くした様子はなく(たぶん)に穏やかに会食は終わったのですが・・・。うっかり本音が出てしまうと人間関係を崩すので、こんなところが私の会社員としての適性に欠ける所以かと反省しています・・・(反省だけなら猿でもできますね・・・)。 私も昔は金融業界に将来性を感じて証券会社に就職し、運用機関に勤めていた時にはアクティブ運用が重要で、勤務先の運用手法が他社より優れていると信じてお客様にお奨めしていました。しかし、それから何年も経ち、起業して会社経営や資産運用に関して新たな情報を仕入れて以来、銘柄選定云々でベンチマークと相対比較だけのアクティブ運用に手数料を払うより、自分で資産ポートフォリオ戦略を立て、機動的に動いた方がずっと効率的だと考えるに至ったのです。 あくまで私の個人的な見解なので、他の方々が高い手数料を払ってアクティブ運用の投信を買うことを否定するつもりはありませんし、ファンドマネージャー等のキャリアを希望する人は頑張ればいいと思いますが・・・。世の中も変わるし、自分の考え方も働く目的も、目指すスタイルも変わるのです。だからたとえ今、興味を持って打ち込んでいる仕事でも、未来のキャリアがいつどうなるかは、私も含め誰にもわからないのです。

では、何が有望か? 先のことはわからないとはいえ、人材市場のグローバル化は進み、労働市場の流動性は益々高まると私は予測しています。そして人材のグローバル化は著しく加速し、単純労働が更に新興国にシフトして行く中、どんなポータブル・スキルを身に着けるかは重要な課題です。英語でのコミュニケーション能力が有利であるとは多くの人が実感しているでしょう。単にちょっとした会話が出来るだけではそれほど役に立たず、英語格差が情報格差につながるとも思います。 これまでのウン十年間の会社員生活で私の最大の目的は、生活の糧を得ることでした。起業してからは、Good Work for Better Lifeのコンセプトに共感して頂き、より良い生活とより良い社会形成に向けて働きたいと思っています。そして自分が何度も転職した経験から、硬直的な労働市場の流動性向上に役立ちたいと願っています。更に、グローバル化が加速する中、より柔軟な働き方の進展に貢献したいと願い、人助け仕事で収入を得られる仕組みを構築すべく、「NPO法人 助く ex チェンジ」を設立しました。 当社は創業第2期目を終え、期せずして新しくご縁があったのは外国人ばかりになってしまいました。あえて外国人を、と思ったわけではなく、エンジニアへの需要は強く、常に供給が追い付かないので、たまたまスキルとタイミングがマッチした人材が外国人となりました。実は、受け入れ先のお客様はコテコテの日本企業(すみません)で、社員の皆さんは外国人と働くのはおろか、話すことさえ初めてという方ばかりだったので当初は難色を示されたのですが・・・。 それでもうちの多国籍チームがシステム開発支援に加わり、いい刺激になったようです。システム設計も海外では日本とは違ったやり方があると知り、参考になったとのご評価を頂きました。また外国人と働くことへの抵抗が薄れ、バイリンガル人材を積極的に採用する方針を打ち出し、更に海外へのアウトソースも考えるきっかけになったそうです。

仕事は自分のため、だから転職は自由

英語を必要としないポジションや日本人限定の案件も多々頂いているにも関わらず、なかなか日本人エンジニアにめぐり会えないのは、やはり労働市場の流動性が低いからでしょう。転職に慎重すぎるあまり、関心はあっても踏み出せない方が多いのではないでしょうか。 会社を辞めることに後ろめたさを感じる人もいるかもしれませんが、「辞めたら会社に悪い」という罪悪感は、社員の思い上がりだと私は思います(私も会社員時代は思い上がっていました・・・)。所属している組織でどんなに重要な役割を与えられているとしても、代替はいるのです。誰かが居なくなって困るなら組織運営に問題があるのだし、どうしても必要な社員なら、会社が引き留めるための策を講じるべきなのです。会社のために働くのではなく、仕事は自分のためなので、今いる会社でベストを尽くすと同時に転職を念頭に置くことがキャリアアップつながるのではないでしょうか。 多国籍チームを投入したことで、お客様もこれまでと違った職務経験が得られ、お役に立てたてて光栄です。今後はグローバルに活躍したい日本人の発掘・育成にも努めて行きたいと考えています。その活動の一環として、この1月にエンジニア養成講座を開催し、プログラミングの基礎研修を実施します。エンジニアに特別な才能は必要なく、ちゃんとやり方を覚えれば誰でもなれるし、当面、エンジニアへの需要ひっ迫は続くと考えられるので、バイリンガル・エンジニアという職種が有望なキャリア選択肢であると知って頂ければ幸いです(年初から宣伝みたいなオチですみません・・・)。 ©(株)ライフワーク・アドバンス代表 岡田ひろみ

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