外国人材を応援する理由 -2-

励ましてくれた先生

August 27, 2016

私自身が外国人と接する機会があって本当に良かったと思っている話、またしてもお付き合い下さいませ。

私は文学部出身なのに無謀にも証券会社に就職した上、経済なんて何もわからなかったのにビジネス・スクールに行こうと思っていました。だから英語で経済やビジネスを教える学校が日米会話学院の中にあると知って、会社の後に国際関係学院というコースに通っていました。英語はあくまで手段と考えていたので、ビジネス・スクールへの準備をしようと思い、経済とビジネスを、英語で学べる国際関係学院に入ったのでした。

その国際関係学院に、マイクさんという先生がいました。マイクさんはシカゴ大学のMBAで、当時は米系銀行で働いていましたが、教育と研究に興味があり、会社員後のキャリアで大学教授を目指していたので、国際関係学院で夜間教師をしていました。私がビジネス・スクールに行きたいという話をすると、それだったら、頑張りなさい、私に出来ることがあれば出来る範囲で応援しますよ、と言ってくれました。

今も昔も私は本当にビッグ・マウスなので、会社でも「MBA留学する!」と公言してしまい、もし受からなかったらどうしよう、と言っていると、

If you cannot get in any school, it's just because you don't try hard enough.

If you try hard enough, you can get in.

もし駄目だったとしたら、それはあなたが精一杯やらなかったからでしょう。

一生懸命やれば受かるよ、と言ってくれました。

単純な私は、その言葉にどれだけ励まされたでしょうか。日本人のほぼ全員に、「どうせ・・・」、とか、「今さら・・・」とか、「あんな優秀な人でも駄目だったのに、あなたなんて・・・」、と言われ続けていた私は、本当に救われた気持ちになりました。

誰でもがやれば出来るわけではありませんが、やらなければ出来るか出来ないかもわからないし、やらないことには何も出来もるはずがありません。「どうせダメだよ」と、何でも否定から入る、典型的日本人にしか会えなかったら、私の人生は全く違っていたでしょう・・・。


マイクさんはその後、ご自分も働きながら博士号(Ph. D)を修得し、今はある大学の学部長に就任し、様々な国から来る学生さん達を相手に教鞭を取っていらっしゃいます。

​既に新卒で入った会社で一生が決まる時代ではなくなっていますが、まだまだ労働市場は硬直的で、多くの選択肢が開かれているとは言えません。仕事だけが人生ではないにせよ、仕事は人生で多くの時間を費やすのですから、仕事がつまらなかったら人生、勿体ないと思います。どうせ働くからには、自分が面白いと思ったことをやった方が成果も上がりやすいのではないでしょうか。

だから私は、疑問を感じながら会社にしがみつくより、より多くの人があらゆる可能性にチャレンジして転職したり、働きながら学んでキャリア・チェンジしやすくなることを願っています。

©株式会社ライフワーク・アドバンス代表 岡田ひろみ

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