

- Oct 15, 2014
「君はよく働いてくれた、だがクビだ」 とは日米共通
君はよく働いてくれた、だがクビだ
昔、私が米国企業の東京支社で働いていた時、その米国本社にある日本人が勤務していました。仮にその方を鈴木さんとしましょう。鈴木さんは米国本社の採用で現地のアメリカ人と同様の職務を担い、特に日本のビジネスに関するミッションがあったわけではないのですが、やはり米国在住とはいえ日本人であることを活かし、日本関連のビジネスで自分の優位性を示そうと私を含め東京と積極的に仕事上の関わりを持とうとしていました。 でも、鈴木さんを介すと何事も厄介になるので、私は必要な時には本社の然るべき部署と直接やり取りするようにしていました。もし鈴木さんに頼めば物事がすんなり運ぶのなら日本人が本社にいるのは頼もしいのですが、残念ながら鈴木さんとは距離を置いた方がいい、と私は思っていました。
ある日の夜、鈴木さんから東京にいる私の自宅に電話がかかって来て、会社をクビになったことを知らせてくれました。当時、鈴木さんはよく米国が勤務時間こちらの夜の時間帯にオフィスから私の自宅に電話して来ていたので失職を知らせ、同僚のよしみで(?)今後も連絡を取


- Oct 14, 2014
小渕優子大臣の辞任に見る、数合わせの女性登用による弊害
女性の活躍を謳った数合わせ愚策の典型
小渕経済産業担当大臣が自身の政治団体の不明瞭な収支に関する責任を追及され、辞任すると報じられています。たかだか数千万・数百万の収支さえ帳尻が合わず、自分で把握していないと言い逃れしようとする人が、経済産業担当大臣なんて肩書を持つこと自体、民間企業人の感覚では片腹痛い限りですが・・・。
一方で、現政権が掲げる「女性の活躍」の看板を背負った小渕氏の不祥事は、安直な数合わせの弊害であることは間違いありません。 世襲が必ずしも悪いとは言えないが・・・
もともと小渕氏はお父上の死去に伴い、後継者として国会議員になった二世議員ですが、元首相の娘という看板により、少子化担当大臣など重要なポストをあてがわれてきました。
偉大なご先祖やご家族の影響を受けて育ち、ポストが人を育てる面もあるので、一概に二世や御曹司・ご令嬢はダメだと言うわけではないでしょう。政治家に限らず、芸能人でも職人でも、家業を見て育ち、一族にその分野で秀でた業績を残した方がいらっしゃるご家庭の出身者は、異分野家系の出身者より一日の長がある場合も少なく


- Oct 12, 2014
You Have Done Well, But You Are Fired
この記事の日本語版はこちら:「君は良く働いてくれた、だがクビだ」 When I worked for an American company in Japan, there was a Japanese employee in its US headquarters. Let's call him Suzuki. Although Suzuki-san did not have any special responsibility for Japan-related business, he was eager to be involved in business with us in Japan. Under normal circumstances, I would have contacted him when I needed to do work with the US headquarters. Having a Japanese professional in the US could have been an advantage