

- Jul 25, 2015
日本と外国のキャリア意識の違いが職務経歴書に表れる
私は職業柄、いろいろな国の人たちの職務経歴書を見るのですが、日本人と外国人の職務経歴書の書き方は大きく違います。とかく日本人は謙虚で謙遜が美徳とされるけど、外国人は自信たっぷりに誇張した物言いをするので、同じ能力や実績でも表現が大袈裟で外国人の方が高く評価されやすい、と一般的には考えられているかもしれません。 でも、日本人の謙虚さとか、文化的背景の違いだけでなく、仕事に対する意識の違い、求められる仕事のスタイルや、会社あるいは社会から期待される役割の違いが職務経歴書に表れているのだと思います。 例えば日本人エンジニアのスキルシートは、ほぼ皆さん同様の形式で、勤続期間、所属した会社やその業種、そこで使った言語やツール、ハード機種やDB環境などが列挙してあります。そしてチームの構成人数や、リーダーを務めたとか、自己PR欄に「コミュニケーションが得意」か「協調性がある」などと記載されているだけです。つまり、どんな業種のどんなチームで、何と何を使っていました、というだけが主な職務内容になっているのです。 一方で、インド人や中国人、欧米人の経歴書はとて