

- Apr 24, 2019
大学入試は独自の選考基準でいい
大学入試選考において女子学生や多年浪人生等に不利な合格基準を適用した不正が批判を浴びましたが、私は透明性を担保すれば大学は独自の多様な選考を設けるべきだと考えています。 私は合格実績皆無だった無名県立高校から一発試験で慶應に入ったので、日本の入試制度はなんと公正なものだと感じ入っています。また大学院進学では、多様性を重視する米国の多面的な入試選考基準により、日本人女性、文系出身、私費留学、外資系勤務などの経歴が有利に働き、MITスローン修士に潜り込みました(MIT史上最大の異物混入事件かもしれません)。バブル後期のMBA留学は企業からの派遣留学生が大多数だったので、MITの日本人同級生から「あなたは女性だからMITに入れたんでしょう。慶應の文学部じゃ、男だったらうちの会社じゃ支店営業ですよ」と言われました。後年、彼の会社は自主廃業し、同業界最大手では私の文学部の同級生が女性初の本部長に就任しました。 自分が多様性を重視する米国の入試選考基準の恩恵を受けたから、日本の大学も模範にすべきなどと言っているのではありません。現に東大の修士課程も「海外では