

- Sep 28, 2015
「女性だから」決断できる
シリアなど治安が悪化している中東から欧州に難民が押し寄せています。おびただしい数の移民の流入にEU諸国は頭を痛めていますが、ドイツのメルケル首相は先頭を切って難民の受け入れを表明しています。 報道陣からの質問責めでタジタジになって渋々難民対応の意思を表明したイギリスのキャメロン首相とは対照的ですねぇ・・・。 やはりこれは、目の前で困っている人を助けたいという気持ちを、政治的判断や経済的合理性より優先させた、女性的な決断ではないでしょうか。 国内の一時的な混乱に断固とした態度を取り、命からがら母国を逃れて来た人たちの救済を第一に考えた決断に、敬意を表さずにはいられません。 これは国連難民高等弁務官を務められた緒方貞子さんとも共通する、「女性だから」できる決断ではないでしょうか。 緒方貞子氏は、内戦中のサラエボへ防弾チョッキ一枚で降り立ち、自ら現地を視察して、援助物資の提供を決断しました。 またクルド難民の問題で「国内難民」の定義を世界ではじめに作ったのも彼女だそうです。 当時は国を追われた人しか難民としての援助を受けることができなかったので、彼女の


- Sep 18, 2015
人材の多様化には採用手法を多様化すべし
女性活躍推進や外国人の採用の拡大など、人材の多様化が求められています。国が企業に女性活用を促しているのは家庭に埋もれている潜在能力を引出し、税収を増すのが目的でしょう。 一方で、企業における多様な人材活用の目的は、ビジネス上のシナジーによる業務の効率化・収益向上ではないでしょうか。 これまでの男性中心で会社に盲従するだけの働き方では企業活動の発展も望めないという実情を変える必要に迫られています。だから女性や外国人など、多様な人材を積極的に活用することにより、長時間労働の改善や年功序列の給与体系、終身雇用制などの因習是正という効果が期待されます。 女性管理職を増やすための女性への研修実施や、女性を指導する側の意識改革も必要ですが、男性に比べ絶対的に女性社員の数が少ない場合は、管理職にふさわしい資質を備えた女性社員が十分にいるとは限りません。 ですから社内育成だけでなく、社外からあらゆるタイプの人材を中途採用するのも一案でしょう。その際、従来どおり人材紹介会社に「年齢は何歳まで、同業経験何年以上」などとオーダーを出したところで、異彩を放つ人材の採用が


- Sep 1, 2015
既存の業者にぼったくられていませんか?
持ち回りで回って来たマンションの管理組合役員ですが、当初の理事長が海外転勤になったため、繰り上げで私が理事長になりもうすぐ2年間の任期が終了します。 ビル設備や修理・購入・変更など、これまで気にも留めなかったことでも、様々な業者さんが関係しているんですねぇ・・・。私にも、とてもいい経験になりました。 私はケチなので、可能な限り無駄な支出を抑えたいタチなので、金額の大きな支出の業者さんに料金改定をお願いし(脅しをかけ?)、マンション管理運営にかかるコストを10%~20%削減しました。 例えばインターネット接続業者さんの契約料金を約4割引き下げました。というのも、うちのマンションは築8年なのですが、ウン百万円の年間契約料が新築時のまま据え置かれていたのです。インターネット・インフラや資材は日々進化し、材料費も下がっているのだから、業者さんの実質負担コストは下がっているはずなのに、8年間も同額なのはおかしい、料金改定しなければ業者さんを変えると言ったら、実に40%の値引きが実現したのです(やっぱり脅しでしょうか・・・)。 もちろん、管理会社さんの管