メゾンエオブジェとアンビエンテに出展しました 2023

インテリアのパリコレと呼ばれ、世界の一流メゾンがこぞって出展するメゾンエオブジェ2023に出展して参りました。メゾンエオブジェでは、Signatureというブランド・コンセプトとデザインが確立したブランドだけが出展できる厳選エリアに出させて頂きました。日本からの出展は64社だったのですが、このエリアに選ばれたのはうちだけです。

審査の過程で、商品のデザインとコンセプトは良いが、ブースデザインがイマイチ、と主催者から連絡を受け、急いでデザイナーさんにお願いしてブースデザインを再提出したらSignatureへのお声がけを頂きました。さすがに一流の見本市だけあって、デザインとコンセプトだけでなく、見せ方も審査の上で重要な要素なんですね。

アンビエンテもメゾンエオブジェ、ミラノサローネと並ぶ世界的なインテリア見本市ですが、こちらもラグジュアリー・ブランドが一同に会するエリアに出展させて頂きました。ある日本からの出展者様は、かつてコネを使って私が今回出して頂いたエリアにいたのですが、今では別の庶民派向けのエリアに配置されたと教えて下さいました。

それにしても、メゾンエオブジェにしてもアンビエンテにしても、うちみたいな極東の、実在するかどうかも定かではない極小企業の、まだ一つも売れていない寄木家具を評価してくれたことは、本当に凄いと思います。日本だったら審査基準で会社の大きさがどうだの、実績がどうだのが問われそうですが、フランスやドイツの一流の見本市でも、そんな事は全く問われず、まさにデザインとコンセプトだけで評価して頂け、嬉しい限りです。また、だからどんどん新しく、良いモノが出て来るし、既存のブランドも進化して行くのだと実感しました。

ぶっつけ本番で、初のお披露目が海外見本市とは、我ながら無謀な試みですが、概ねご好評頂いたので、多々ある反省点を活かして来年の出展をより良くして行きたいと考えています。