「女性だから」決断できる


シリアなど治安が悪化している中東から欧州に難民が押し寄せています。おびただしい数の移民の流入にEU諸国は頭を痛めていますが、ドイツのメルケル首相は先頭を切って難民の受け入れを表明しています。

報道陣からの質問責めでタジタジになって渋々難民対応の意思を表明したイギリスのキャメロン首相とは対照的ですねぇ・・・。

やはりこれは、目の前で困っている人を助けたいという気持ちを、政治的判断や経済的合理性より優先させた、女性的な決断ではないでしょうか。

国内の一時的な混乱に断固とした態度を取り、命からがら母国を逃れて来た人たちの救済を第一に考えた決断に、敬意を表さずにはいられません。

これは国連難民高等弁務官を務められた緒方貞子さんとも共通する、「女性だから」できる決断ではないでしょうか。

緒方貞子氏は、内戦中のサラエボへ防弾チョッキ一枚で降り立ち、自ら現地を視察して、援助物資の提供を決断しました。

またクルド難民の問題で「国内難民」の定義を世界ではじめに作ったのも彼女だそうです。

当時は国を追われた人しか難民としての援助を受けることができなかったので、彼女の行動には国連内部から激しいバッシングがありました。しかし10年の任期後には、緒方氏の貢献は世界的に高く評価されています。

緒方氏に高等弁務官として白羽の矢が立ったのは、少なからず「女性だから」という要素があったでしょう。また、当時バブルだった日本の豊富な資金力・国際的な資金提供力の影響をバックにしてその国連活動を果た面もあります。

初めは「女性だから」という人選でも、活躍の機会が与えられ、そこで能力を発揮し、世界に誇れる貢献をした一大好例といえるでしょう。今後も、より多くの女性が活躍の場を与えられ、成果を上げていくことが期待されます。

メルケル首相、緒方氏からいきなりナノ・レベルの話に落ちて恐縮ですが、私は昔、世界銀行のヤング・プロフェッショナル・プログラムという若手管理職育成プログラムで最終候補になったことがあります。アジア人の応募者が約2300人で、そのうち250人の日本人の最終候補2人に残ったのですが・・・。MITは「女性だから」まぐれで入れましたが、世界銀行にまぐれはなく、今ではしがない人材会社をやっています・・・・。

それでも、Good Work for Better Lifeを信条とし、働き手が成果に応じて報われるプラットフォームとなり、お客様の役に立つビジネスしか生き残れないと信じて、付加価値あるサービスを提供したいと願っています・・・(本当に極小の話ですみません・・・)。

©株式会社ライフワーク・アドバンス 代表 岡田ひろみ

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