• Hiromi Okada @ Lifework Advance Co.

女性活用-「女性だから」と「上げ底」は違う


日本経済新聞社が開催した「グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット」で女性の労働参加率を上げるために必要なことなどについて、活発な議論が繰り広げられました。 働く女性の後押しに必要なことは グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFE16002_W3A710C1000000/

討論するのはシェリル・サンドバーグ氏(米フェイスブック最高執行責任者)、南場智子氏(ディー・エヌ・エー取締役)、キャシー・松井氏(ゴールドマン・サックス証券チーフ日本株ストラテジスト)、川本裕子氏(早稲田大学大学院教授)の各氏です(2013年7月2日、東京都渋谷区 リンク先参照)。 私は学生時代からジェンダー論やフェミニズムに強い関心を持っており、これまで個人のブログでもいろいろ書いてきました。それゆえ「女性活用議論」について思うところがあるので、日経新聞の記事を引用し、それについて意見を述べさせて頂きます。

女王蜂症候群(Queen Bee Syndrome)

サンドバーグ氏のご意見:「成功した女性は同僚から反感を買い、好かれないことが多い。これが、女性が社会でリーダーシップを発揮するのを難しくしている理由の一つだ。リーダーである女性がどんな困難に直面しているのかを、周りが理解していくことが重要だ」 「女の敵は女だ」とお聞きになったことがある方は多いでしょう。フェミニズムでは昔らから「女王蜂症候群」と呼ばれ、成功する女性は「一人勝ち」を好む傾向が強いといことは広く認知されています。別に成功しているわけでない私でも、かつて何度も女性からの嫌がらせや意地悪を受けた経験があり、個人のブログでも記事にして来ました。 何を隠そう、キャシー松井氏とは、MITに留学する前に同じ外資系証券会社に勤務しており、私が留学すると知ると、「あなたがMITにィ・・・???」と大変驚いていらっしゃいました・・・。とても驚かれはしましたが、別に意地悪などをされたのではありません(念のため)。

女性管理職の数値目標(クオータ制) 南場氏のご意見:「クオータ制は本当の意味での発展を阻害するし、頑張っている人に失礼だ。すでに法制度では男女の差がなくなっている。過渡期だからこの制度を使うという議論は危険だ。あの女性はクオータ制で上に登ったのかと思ったら、他の女性は頑張るだろうか。男性も女性も頑張った結果で評価されるようにすべきだ」 確かに「女性だから」というだけで管理職にとどまるとすれば、それは女性にとっても男性にとっても失礼で、他の人たちの士気の低下を招くでしょう。でも、私はクオータ制で女性管理職の数値目標を設定するのは有効だと考えています。 前回のエントリーでも書いたように、私は「女性だからMITに入れた」のだし、私が学業面ではMIT始まって以来の落ちこぼれであることは自他共に認めるところですが、図々しくも「女性だから上げ底された」とは思っていないのです。「女性だから入れた」のと「女性だから上げ底された」のと、どう違うのか、と思われるかもしれませんが、これらは全く別物です。 例えば、男子だけ(あるいは女子だけでも)の学校の授業で、テストの点数だけでなく授業中の発言も成績に反映されるとしましょう。手を上げて積極的に発言するのが苦にならない学生ばかりならいいのですが、内気な生徒は発言するのが苦手で、内容は理解しているのにそれを口に出して表現できない場合があるとします。 そんな生徒の内気さを気遣って、先生が授業中にその生徒を指し、発言を求めるのは「上げ底」ではないでしょう。内気な生徒が指名されても何も言えなければ仕方ありませんが、ちゃんと先生の配慮に応え、発言できたとすれば、それは立派に授業参加点として成績に加算されるべきです。

機会は平等に与えられるべき、でも結果は本人次第 またしても昔話で恐縮ですが、私のビジネススクールの日本人同級生が授業中に「うちの会社(ほとんど世界中の人が知っている日本の大企業)では、男性社員の給料は固定費用だが女性社員は変動費だ」と堂々と(?)発言なさっていました。 外資系勤務だった私は、日本がどれだけ遅れているかを世界中に公言したようで「ちょっと・・・」だったのですが・・・。こうしたことに違和感を覚えない偏差値エリートたちが今頃、日本企業で重職に就いているとすれば、世の中の流れでなんとなく「女性活用が重要」と言ったところで、ねぇ・・・。 MBAに限らず、アメリカの学校では理解度を示すのに試験だけでなく授業での発言(class participation)も重要です。またアメリカでも日本でも何処でも、社会に出ればある意味、上手く自分を売り込んで行く必要があります。とかく男性が支配的だったビジネス環境において、男性より控えめな女性(私のように?)がその能力を発揮するには、社会が何等かの後押しをする必要があるのではないでしょうか。 女性の潜在能力はまだまだ埋もれたままなので、それを活用する環境を整え、より多くの女性に機会を与えるために、ある程度の数値目標も有効な手段ではないかと私は思います。私の友人のアメリカ人女性は、「女性だから」と言われないように、女性は男性より有能でなければならない(Minorities have to do better)と言っていました。もし「女性だから」管理職に登用されても、そこで能力を発揮できれば誰にも失礼にはなりません。 でも、もし登用された女性に能力がない場合は然るべき措置を取るべきです。一度、既得権益を与えてしまうと取り上げるのが難しい世の中ではありますが、そこは評価する人たちが勇気を持って決断し、実行する必要があります。与えられる機会がまだまだ平等とは言えないので、より広く機会を与え、それから先の結果は本人次第、にして行きたいものです・・・。 ©株式会社ライフワーク・アドバンス・代表 岡田ひろみ


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